2014年2月23日日曜日

“ノルディックウォーキング”

 

 連日ソチオリンピックでの熱戦が伝えられている中、ノルディックウォーキング」と聞くと、とてもハードなスピード競技を連想してしまいがちですが、実は、ノルディックウォーキングは、高齢者やスポーツ初心者をはじめ 誰でも気軽に参加できる楽しいスポーツなのです。

 2本のポールを使って歩くこのスポーツは、足腰への負担が軽減されるにもかかわらず、通常のウォーキングよりも上半身の筋力が鍛えられ、消費カロリーも大幅にアップするとのことです。
 また、自然に触れ合いながら、みんなで楽しく歩くことで、仲間づくりや日々のストレス解消にも大きな効果が期待できます。

 本日、総合公園で海を見ながらのノルディックウォーキングに挑戦してきました。
 私も毎日、市内視察を兼ねてウォーキングを楽しんでいますが、確かに、ポールを使うことで自然と歩行姿勢が正され、効率よく筋肉も鍛えられているのが実感できました。

 私たちの浦安では、現在「スマート・ウェルネス・シティ」の実現を目指しています。これは簡単に言うと、特に「歩く」ことを基本とする健康づくりを推進し、病気予防や健康寿命の延伸を図ろうというものです。
 市民の皆様がいつまでも元気で健康に暮らしていただけるよう全力で取り組んでいきます。皆様どうぞこれからの浦安ご期待ください。

 本日は実にいい汗をかくことができました。しかし何よりも、参加者の皆さんとの和やかな会話と笑顔に心が癒された一日でした


2014年2月13日木曜日

“賢人会議”

 

 今年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」です。
 ご存じのとおり、官兵衛こと黒田孝高は、戦国時代を生きた稀代の軍師として知られ、優れた政治・外交・軍事的な指南により、豊臣秀吉を天下人にまで押し上げました。

 私たちの浦安市には、日本を代表する各界の有識者を集めた「賢人会議」があります。
 我が国の経済・財政学の権威である神野直彦先生、子育て支援の草分けとして有名な大日向雅美先生、政策法務の第一人者である鈴木庸夫先生、日経新聞の特派員として世界各国で活躍された西川靖志氏といった4人の賢人を委員に迎え、自治体経営の在り方について大所高所からご助言をいただいています。

 本日は、都市センターホテルで通算19回目となる賢人会議を開催し、本市の喫緊の課題である少子化対策について、国内外の社会情勢や経済的な側面から熱い議論を交わしていただきました。
 少子化問題は、根が深く一朝一夕に解決できる問題ではありません。しかし、蒔かぬ種は生えません。国が手をこまねいている今、浦安市が全国の先陣を切って、何とか少子化に歯止めをかけようと対策を練っている最中です。
 もう一人作戦」と名付けたこの浦安の挑戦に対して、行政の発想にとどまらない大局的・専門的な見地から様々なご意見をいただいたことで、今後の取り組みに対して大いに意欲をかき立てられました。

 またこの日は、NPO法人ドットジェイピーから市長のインターンとして受け入れている 慶應義塾大学と千葉大学の2名の女子学生がこの会議を傍聴しましたが、大学の講義ではとても聴くことの出来ない中身の濃い話に興奮を隠しきれず、それぞれの感想を語り合っていました。

 これからも賢人会議をはじめ様々な方々の指南を受け、少子化社会そして極点社会といった現在の乱世を勝ち抜いていきたいと思います。
 浦安のこどもや孫たちの確かな未来のために決意を新たにして、会場を後にしました。

2014年1月28日火曜日

“浦安で良き出会いを”


 若者の結婚離れが深刻化する中、男女の出会いを創出するため、今回で5回目となる「婚活in浦安リゾート」が開催されました。
 これは浦安市の事業として観光コンベンション協会が主催、商工会議所が全面協力して実施している婚活(結婚活動)支援事業です。
 毎回、定員を大きく上回る応募があり、カップルの誕生率も多い時で44%を超えるなど、大変盛況かつ高実績を誇るイベントで、婚約に至ったカップルから、私自身が結婚式に招待されたこともあります。
 今回は、男女それぞれ20名が参加しました。私は公務のため最後まで見届けることができませんでしたが、最終的に4組のカップルが誕生し、それぞれ仲よく会場を後にされたとのことです。

 前回のブログで、少子化がもたらす国家の危機的状況について報告しましたが、少子化の主な要因は、晩婚化の進行と生涯未婚率の上昇です。
 民間の調査では、有配偶率は引き下がる一方、有配偶出生率は引き上がる方向で作用していると分析しています。今後の出生率の向上には、有配偶率の向上、すなわち未婚者に対する結婚支援に向けた取り組みが不可欠であると結論付けています。

 私たちの浦安は、恋人たちの聖地「東京ディズニーリゾート」を有するとともに、都市型リゾートホテルを中心に個性豊かな結婚式場がひしめく日本屈指のウェディングエリアとしても知られています。
 市としても、男女の出会いから出産・子育てまで切れ目のない支援を行い、若い男女を全面的にバックアップしていきます。
 この浦安で良き相手に出会い、愛を育み、縁を結び、そしてたくさんのお子さんを生み育てていただくことを心から願っています。


2014年1月13日月曜日

“成人式と少子化対策”

 

 例年どおりの厳しい寒さの中、成人式を開催しました。
 東京ディズニーランドでの成人式ということで、毎年、テレビや新聞等で大々的に報道され、全国でもすっかりお馴染みになった浦安市の成人式ですが、今回は昨年よりも132名多い1675名の方が成人式を迎えることになりました。そして今後も少しずつ新成人が増えていくことが予想されています

 しかし、日本全体に目を向けると、今年の新成人は121万人と推計され、人口、割合ともに過去最低となりました。統計をはじめてから最も多かった昭和45年の新成人が247万人ですから、その半数にも満たないことになります。

 近頃「極点社会の到来」という話をよく耳にします。
これは、少子化がもたらす人口減少により地方都市が消滅し、地方人口を吸引し続ける大都市だけが存続するというものです。
 また、国土交通省の「国土の長期展望」では、2050年には日本の人口は3千3百万人(約25.5%)減少するという衝撃的な予測も示されています。

 こうした国家存亡の危機的状況の中、内閣府と厚生労働省は、妊娠から出産、子育てまでを一貫して途切れなく支援する先進モデル都市として、私たちの浦安市に熱い視線を向けています。
 現在、本市では、少子化対策の特別プロジェクトチームを設置するとともに、保育園・幼稚園関係者、PTAとの意見交換を行うなど少子化対策の決定打となる施策を精査しているところです。
 全国の自治体の中でも抜群の財政力と高い市民力を有する浦安市が少子化打開の先陣を切り、そして全国へと発信していきたいと考えています。

 これからこどもを生み育てたいと思う人に希望を持ってもらえるように、そして未来を担うこどもたちをみんなで育てる社会を目指して、今できることは全てやり抜き、この先10年後、20年後の国のかたちを描いていきたいと思います。

2014年1月1日水曜日

“新年賀詞交歓会”

 新年明けましておめでとうございます。
 初日の出とともに平成26年の幕が穏やかに開きました。
 皆様におかれましては健やかに新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。

 本日、新年に対する期待と希望を胸に、元旦恒例「新年賀詞交歓会」に臨みました。今年もこうして市民の皆様、関係機関等の皆様とともに新年をお祝いできますことは、私にとりましてこの上ない喜びであります。
 浦安の新年賀詞交歓会は、誰でも参加でき、新しい年の初めに一堂に会してそれぞれ賀詞を述べあうという本市独自の行事で、昭和42年にはじまり、今ではすっかり浦安の新年の風物詩となりました。
 今年も約400人が参加し、囃子保存会の演奏と舞、浦安太鼓連の演奏が場内を大いに盛り上げてくれました。
 新年賀詞交歓会は、毎年元日の11時から開催しています。まだご参加されたことがない方も次回は是非ご参加いただき、正月の楽しいひと時を一緒に過ごしましょう。
 
 本年は干支でいう甲午(きのえうま)の年です。午の「活発な行動力」に甲の「伸びる」「発展する」性質が加わり、何事においても発展、前進していく年となります。私たちの浦安の再生と創生に向けて突き進む躍動感あふれる一年にしたいと考えています。
 皆様にとりましてもこの一年が希望に満ちた素晴らしい年となりますことを心から祈念申し上げます。

 

2013年12月27日金曜日

“復興の輪”



 今年もいよいよ本日で御用納めとなりました。
 この一年間、浦安の再生と創生に向けた取組みを中心に、本当に様々な出来事がありました。しかし、市民の皆様をはじめ多くの方々のご支援とご協力によりこの一年を無事に過ごすことができました。心から御礼申し上げます。

 さて、先日発表された「今年の漢字」は「輪」でした。
夏季オリンピック・パラリンピックの東京開催決定、プロ野球チームの日本シリーズ初制覇で東北地方に歓喜の輪が作られたことなどが理由とのことでした。
 振り返りますと、私たちの浦安におきましても「輪」が今年一年を象徴する漢字であったように感じます。
 本格復興に向けて住民の輪が大きく広がったのをはじめ、納涼盆踊り大会では過去最大と言えるほど踊りの輪が幾重にも広がりました。また、設立50周年を記念して募集された自治会連合会の新たな標語が手から手へ つなごう自治の輪 絆の輪に決定するなど、やはり「輪」がキーワードとなりました。

 来年も市民の皆様と力を合わせて「復興の輪」を強く大きく広げていきます。引続きご支援とご協力をお願いします。

 それでは皆様よいお年をお迎えください。




2013年12月10日火曜日

“学生諸君に心からのエールを”

 
 本日は、母校明治大学の政治経済学部応用総合講座で「浦安市から考える新しい地方自治について」をテーマに講義をしてきました。
 スウェーデンの地方自治体と国の役割分担を例に、「基礎自治体が国を支え、そして国を変える最後の砦である」と現役の学生を前に熱く語ってきました。

 私が明治大学に入学したのは、今から40年以上も前の1970年です。
当時の大学は、安保闘争による学園紛争が真っ盛りで、ロックアウトによる休講を尻目に、朝から晩まで空手、剣道、居合道や杖道など道場通いに明け暮れていました。そして稽古の合間には、酒を酌み交わしながら天下国家を語るという学生生活を送っていました。
 このように学生時代に勉強をしていないという負い目もあり、市長職に就いてから明治大学大学院公共政策ガバナンス科に入学し、公務をこなしながら必死に勉学に励み、平成18年に無事修了した次第です。

 半世紀近くが経過し、すっかり様変わりした母校は、古い歴史を感じさせる地域のシンボルから近代的な高層ビルに変わり、学生たちのファッションも地味で野暮ったいものからカラフルで小奇麗なものへと大きく変わりました。
 最近の大学生は元気がなく無気力だとよく言われますが、私は決してそうは思いません。企業とのコラボレーションによる商品開発や被災地でのボランティア活動など、場面や形態は変わっても幅広く元気に活躍をしています。
 現在は就職難など不運な側面もありますが、どんな困難に直面しても、やり遂げようとする意志さえあれば、その道は必ず開かれます。学生諸君に心からエールを送ります。

2013年11月18日月曜日

“手から手へ つなごう自治の輪 絆の輪”


 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年、人口1万7千人余の浦安には9つの自治会があり、各地域で活動をしていました。そして、その連絡・調整機関として設置された自治会連合会は、半世紀を経た現在、81の自治会、3万8千以上の世帯を抱える一大団体へと成長しました。

 昨日、浦安市自治会連合会50周年記念式典が開催され、新たな標語「手から手へ つなごう自治の輪 絆の輪」の発表や感謝状の贈呈などが行われました。
 本市の自治会・自治会連合会がこのように発展したのも、現在の上野連合会長をはじめとする多くの役員の皆様、そして歴代会長並びに関係者の皆様のご尽力の賜物であると心から敬意を表します。

 スウェーデンには「オムソーリ」という言葉があります。社会サービスを意味しますが、「悲しみの分かち合い」というのが語源で、この考え方が住民一人一人の幸せと社会を支えていると言われています。
 先の震災では、自治会が中心となって住民同士が助け合い、また、被災を免れた自治会は、被災した自治会へ支援の手を差し伸べるなど、地域で痛みを分かち合い、優しさを与え合う光景を目の当たりにしました。改めて浦安の自治会の底力と住民力の高さを実感したところです。

 多種多様な地域ニーズや課題が混在する浦安市において、地域内分権に向けた取り組みは不可欠だと考えています。そして、その担い手は間違いなく自治会と自治会連合会です。今後もこの良きパートナーと一体となって「真に幸せを実感できる豊かなまち」をつくっていきたいと思います。

2013年11月5日火曜日

“市民功労者表彰式”


  
 
 菊花香る今日の良き日に市民功労者表彰式を開催しました。
 表彰された皆様は、地方自治、教育文化、社会福祉、消防、保健衛生そして交通安全の各分野において、多年にわたり職務に精励された9名の皆様で、本市の発展と福祉増進に多大な貢献をされました。

 この式典は、市の表彰の中で最も歴史があり最高の栄誉と位置付けています。昭和41年の挙行以来、今回で48回目を数え、これまで表彰された方々は、442名、19団体に上ります。
 私たちの浦安が今日このように発展したのも、本日表彰を受けられた皆様方をはじめ多くの先人先輩諸氏のたゆまぬ努力の賜です。
 私もモーニングを着用し、身の引き締まる思いでお一人お一人に心を込めて表彰状をお渡ししました。

 アメリカの公民権運動の指導者マーチン・ルーサー・キング牧師は「人のために何かをすることで誰もが素晴らしい人になれる」と言っています。本日、皆様方の晴れやかなお顔を拝見し、この言葉が間違いでなかったと確信しました。
 ご自身のお時間と労力を費やし、本市の発展のためご尽力されました皆様方の永年のご労苦に対し、心からの敬意と感謝の意を表したいと思います。



“こどもは遊びの天才”



 プレーパークとは、ブランコや鉄棒などの既成遊具を中心とした従来の公園とは異なり自然に近い状況の中でこどもたちが自由にのびのびと遊べる場所のことです。こどもたちは、想像力を働かせ自分たちで自由に遊びを創造することにより、冒険心を育むとともに自立心や社会性を高めることができます。

 本日は、我が国のプレーパーク発祥の地として知られる世田谷区の羽根木プレーパークをはじめ、同区駒沢はらっぱプレーパーク、川崎市子ども夢パークを視察しました。
 敷地には自然の地形がそのまま生かされ、原っぱが広がり、樹木が生い茂っていました。ここでは秘密基地を思わせる手作りの遊具で自由に遊べるほか、普通の公園ではできない焚火や泥遊び、木登りなどをすることができます。

 浦安市では、児童育成クラブや放課後異年齢児交流事業等こどもたちの居場所づくりに積極的に取り組んできました。
 しかし、こどもたちが自然に近い環境の中で、周囲を気にせず自由にのびのびと遊べるスペースはまだまだ不足しています。今後、こういった先進事例を十分に調査研究し、浦安独自のこども専用の
遊び場を構築したいと考えています。
 最近のこどもは外で遊ばなくなったとよく言われます。元来こどもは「遊びの天才」です。こどもたちの失われかけた創造力あふれる遊びを取り戻すために知恵を絞ってまいります。