2014年2月13日木曜日

“賢人会議”

 

 今年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」です。
 ご存じのとおり、官兵衛こと黒田孝高は、戦国時代を生きた稀代の軍師として知られ、優れた政治・外交・軍事的な指南により、豊臣秀吉を天下人にまで押し上げました。

 私たちの浦安市には、日本を代表する各界の有識者を集めた「賢人会議」があります。
 我が国の経済・財政学の権威である神野直彦先生、子育て支援の草分けとして有名な大日向雅美先生、政策法務の第一人者である鈴木庸夫先生、日経新聞の特派員として世界各国で活躍された西川靖志氏といった4人の賢人を委員に迎え、自治体経営の在り方について大所高所からご助言をいただいています。

 本日は、都市センターホテルで通算19回目となる賢人会議を開催し、本市の喫緊の課題である少子化対策について、国内外の社会情勢や経済的な側面から熱い議論を交わしていただきました。
 少子化問題は、根が深く一朝一夕に解決できる問題ではありません。しかし、蒔かぬ種は生えません。国が手をこまねいている今、浦安市が全国の先陣を切って、何とか少子化に歯止めをかけようと対策を練っている最中です。
 もう一人作戦」と名付けたこの浦安の挑戦に対して、行政の発想にとどまらない大局的・専門的な見地から様々なご意見をいただいたことで、今後の取り組みに対して大いに意欲をかき立てられました。

 またこの日は、NPO法人ドットジェイピーから市長のインターンとして受け入れている 慶應義塾大学と千葉大学の2名の女子学生がこの会議を傍聴しましたが、大学の講義ではとても聴くことの出来ない中身の濃い話に興奮を隠しきれず、それぞれの感想を語り合っていました。

 これからも賢人会議をはじめ様々な方々の指南を受け、少子化社会そして極点社会といった現在の乱世を勝ち抜いていきたいと思います。
 浦安のこどもや孫たちの確かな未来のために決意を新たにして、会場を後にしました。

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