2013年11月18日月曜日

“手から手へ つなごう自治の輪 絆の輪”


 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年、人口1万7千人余の浦安には9つの自治会があり、各地域で活動をしていました。そして、その連絡・調整機関として設置された自治会連合会は、半世紀を経た現在、81の自治会、3万8千以上の世帯を抱える一大団体へと成長しました。

 昨日、浦安市自治会連合会50周年記念式典が開催され、新たな標語「手から手へ つなごう自治の輪 絆の輪」の発表や感謝状の贈呈などが行われました。
 本市の自治会・自治会連合会がこのように発展したのも、現在の上野連合会長をはじめとする多くの役員の皆様、そして歴代会長並びに関係者の皆様のご尽力の賜物であると心から敬意を表します。

 スウェーデンには「オムソーリ」という言葉があります。社会サービスを意味しますが、「悲しみの分かち合い」というのが語源で、この考え方が住民一人一人の幸せと社会を支えていると言われています。
 先の震災では、自治会が中心となって住民同士が助け合い、また、被災を免れた自治会は、被災した自治会へ支援の手を差し伸べるなど、地域で痛みを分かち合い、優しさを与え合う光景を目の当たりにしました。改めて浦安の自治会の底力と住民力の高さを実感したところです。

 多種多様な地域ニーズや課題が混在する浦安市において、地域内分権に向けた取り組みは不可欠だと考えています。そして、その担い手は間違いなく自治会と自治会連合会です。今後もこの良きパートナーと一体となって「真に幸せを実感できる豊かなまち」をつくっていきたいと思います。

2013年11月5日火曜日

“市民功労者表彰式”


  
 
 菊花香る今日の良き日に市民功労者表彰式を開催しました。
 表彰された皆様は、地方自治、教育文化、社会福祉、消防、保健衛生そして交通安全の各分野において、多年にわたり職務に精励された9名の皆様で、本市の発展と福祉増進に多大な貢献をされました。

 この式典は、市の表彰の中で最も歴史があり最高の栄誉と位置付けています。昭和41年の挙行以来、今回で48回目を数え、これまで表彰された方々は、442名、19団体に上ります。
 私たちの浦安が今日このように発展したのも、本日表彰を受けられた皆様方をはじめ多くの先人先輩諸氏のたゆまぬ努力の賜です。
 私もモーニングを着用し、身の引き締まる思いでお一人お一人に心を込めて表彰状をお渡ししました。

 アメリカの公民権運動の指導者マーチン・ルーサー・キング牧師は「人のために何かをすることで誰もが素晴らしい人になれる」と言っています。本日、皆様方の晴れやかなお顔を拝見し、この言葉が間違いでなかったと確信しました。
 ご自身のお時間と労力を費やし、本市の発展のためご尽力されました皆様方の永年のご労苦に対し、心からの敬意と感謝の意を表したいと思います。



“こどもは遊びの天才”



 プレーパークとは、ブランコや鉄棒などの既成遊具を中心とした従来の公園とは異なり自然に近い状況の中でこどもたちが自由にのびのびと遊べる場所のことです。こどもたちは、想像力を働かせ自分たちで自由に遊びを創造することにより、冒険心を育むとともに自立心や社会性を高めることができます。

 本日は、我が国のプレーパーク発祥の地として知られる世田谷区の羽根木プレーパークをはじめ、同区駒沢はらっぱプレーパーク、川崎市子ども夢パークを視察しました。
 敷地には自然の地形がそのまま生かされ、原っぱが広がり、樹木が生い茂っていました。ここでは秘密基地を思わせる手作りの遊具で自由に遊べるほか、普通の公園ではできない焚火や泥遊び、木登りなどをすることができます。

 浦安市では、児童育成クラブや放課後異年齢児交流事業等こどもたちの居場所づくりに積極的に取り組んできました。
 しかし、こどもたちが自然に近い環境の中で、周囲を気にせず自由にのびのびと遊べるスペースはまだまだ不足しています。今後、こういった先進事例を十分に調査研究し、浦安独自のこども専用の
遊び場を構築したいと考えています。
 最近のこどもは外で遊ばなくなったとよく言われます。元来こどもは「遊びの天才」です。こどもたちの失われかけた創造力あふれる遊びを取り戻すために知恵を絞ってまいります。