2013年12月10日火曜日

“学生諸君に心からのエールを”

 
 本日は、母校明治大学の政治経済学部応用総合講座で「浦安市から考える新しい地方自治について」をテーマに講義をしてきました。
 スウェーデンの地方自治体と国の役割分担を例に、「基礎自治体が国を支え、そして国を変える最後の砦である」と現役の学生を前に熱く語ってきました。

 私が明治大学に入学したのは、今から40年以上も前の1970年です。
当時の大学は、安保闘争による学園紛争が真っ盛りで、ロックアウトによる休講を尻目に、朝から晩まで空手、剣道、居合道や杖道など道場通いに明け暮れていました。そして稽古の合間には、酒を酌み交わしながら天下国家を語るという学生生活を送っていました。
 このように学生時代に勉強をしていないという負い目もあり、市長職に就いてから明治大学大学院公共政策ガバナンス科に入学し、公務をこなしながら必死に勉学に励み、平成18年に無事修了した次第です。

 半世紀近くが経過し、すっかり様変わりした母校は、古い歴史を感じさせる地域のシンボルから近代的な高層ビルに変わり、学生たちのファッションも地味で野暮ったいものからカラフルで小奇麗なものへと大きく変わりました。
 最近の大学生は元気がなく無気力だとよく言われますが、私は決してそうは思いません。企業とのコラボレーションによる商品開発や被災地でのボランティア活動など、場面や形態は変わっても幅広く元気に活躍をしています。
 現在は就職難など不運な側面もありますが、どんな困難に直面しても、やり遂げようとする意志さえあれば、その道は必ず開かれます。学生諸君に心からエールを送ります。

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