2014年1月13日月曜日

“成人式と少子化対策”

 

 例年どおりの厳しい寒さの中、成人式を開催しました。
 東京ディズニーランドでの成人式ということで、毎年、テレビや新聞等で大々的に報道され、全国でもすっかりお馴染みになった浦安市の成人式ですが、今回は昨年よりも132名多い1675名の方が成人式を迎えることになりました。そして今後も少しずつ新成人が増えていくことが予想されています

 しかし、日本全体に目を向けると、今年の新成人は121万人と推計され、人口、割合ともに過去最低となりました。統計をはじめてから最も多かった昭和45年の新成人が247万人ですから、その半数にも満たないことになります。

 近頃「極点社会の到来」という話をよく耳にします。
これは、少子化がもたらす人口減少により地方都市が消滅し、地方人口を吸引し続ける大都市だけが存続するというものです。
 また、国土交通省の「国土の長期展望」では、2050年には日本の人口は3千3百万人(約25.5%)減少するという衝撃的な予測も示されています。

 こうした国家存亡の危機的状況の中、内閣府と厚生労働省は、妊娠から出産、子育てまでを一貫して途切れなく支援する先進モデル都市として、私たちの浦安市に熱い視線を向けています。
 現在、本市では、少子化対策の特別プロジェクトチームを設置するとともに、保育園・幼稚園関係者、PTAとの意見交換を行うなど少子化対策の決定打となる施策を精査しているところです。
 全国の自治体の中でも抜群の財政力と高い市民力を有する浦安市が少子化打開の先陣を切り、そして全国へと発信していきたいと考えています。

 これからこどもを生み育てたいと思う人に希望を持ってもらえるように、そして未来を担うこどもたちをみんなで育てる社会を目指して、今できることは全てやり抜き、この先10年後、20年後の国のかたちを描いていきたいと思います。

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