2014年10月30日木曜日

“初登庁”

 

 本日、初登庁を迎え いよいよ5期目がスタートしました。
 平成10年に初当選をして以来、5度目となりますが、多くの市民と職員に出迎えていただき、身の引き締まる思いで登庁しました。
 5期目を迎えた今でも、私の市政に対する熱い想いはいささかたりとも変わることはなく、むしろ16年前よりもさらに強くなっていると実感したところです

 去る10月26日の浦安市長選挙では、多くの市民の皆様のご支持をいただきました。これも、これまでの4期16年の私の市政運営に対する評価としてご信任いただいたとともに、これからの市政運営に対する期待であると考えています。
 浦安誕生125周年を機に今一度、「うら、やすかれ」の原点を見つめ直し、かつて全国の自治体から“うらやま市”と言われた私たちの浦安市を再び取り戻すことに、私の持てる全てを賭けて取り組んで参ります。
 どうぞ、今後とも市民の皆様のご理解とご協力を改めてお願い申し上げます

 これからの浦安に是非ご期待ください。

2014年9月5日金曜日

“それぞれの「ふるさと浦安」”





 昨日から本日の2日間にわたり、中町では「新浦安祭り」、新町では「浦安フェスティバル2014」が開催されました。本日元町で開催された「堀江・猫実B地区土地区画整理事業の竣功式」と合わせて、この週末は小雨に見舞われながらも浦安全体が賑やかに盛り上がりました。

 堀江・猫実B地区土地区画整理は、元町地域住民の長年の悲願であり、美しく生まれ変わった街並みを地域住民の皆様と関係者の皆様で喜び会いました。
 新浦安祭りでは、新浦安駅前に新たに設置したステージでのショーや縁日、グルメの出店など多くの家族が楽しんでいました。
 浦安フェスティバルでは、全国各地のお祭りと物産を一堂に集め、山車やパレードが大勢の人々の目をくぎ付けにしていました。特に弘前ねぷた、二本松の提灯祭りには ただただ圧倒されるばかりでした。

 元町・中町・新町とそれぞれ趣は違いましたが、多くの皆さんが「ふるさと浦安」を実感されたことと思います。
 私も改めて、浦安に住んでよかったと実感してもらえるまちづくりを市民の皆さんと心を一つにして創り上げていきたいと決意と覚悟を新たにしたところです。



2014年8月22日金曜日

“うらやすこども大学開校”



 みなさん「うらやすこども大学」をご存知でしょうか?
 うらやすこども大学は、こどもたちの「なぜ?」という探究心に応え、未来の浦安を担うこどもたちを育成する場として昨年度開校しました。
 
 本年度は「身近な不思議について考えよう」をテーマに、本日から12月までの間、小学校4・5年生60名が、市内の明海大学、了徳寺大学、順天堂大学等で、「日本語の不思議」や「からだの不思議」などについて学んでいきます。
 開校式では、夏休みで真っ黒に日焼けしたこどもたちが、これから始まる“大学生活”に緊張しながらもキラキラと目を輝かせていました。 

 私の学生時代は、学園紛争真っ只中でした。大学がロックアウトで閉鎖されている中、朝から晩まで空手や剣道、杖道など武道漬けの生活を送っていました。

 そして、市長職になってから、学生時代に勉強をしてこなかった負い目とこれからの公共政策に対する疑問と知的好奇心が抑えられず、公務の傍ら母校の大学院に通い修了をしました。
 
 「なぜ?」「どうして?」という疑問を抱くことが学びの原点です。普段当たり前と思えることも、疑問を持つことによりその本質が見えてきます。
 今回参加されたこどもたちが、いろいろなことに興味を持ち、自ら考えて行動できる人間になれるよう大いに期待しているところです。
 
 

2014年8月5日火曜日

“DECo浦安キャンプ”




 昨日から本日にかけて一泊二日で、宿泊型防災研修(通称DECo浦安キャンプ)を開催しました。

 平日の日中に震災等が発生した場合、大人が勤務先から戻って来るまでの間は、地域にいる中学生が自助・共助の担い手となり初動対応にあたることが期待されます。
 そこで、「ふるさとうらやす立志塾生(校長推薦を受けた市立中学2年生)」が、病気及び怪我への対処法やサバイバルスキルを学ぶほか、デジタルマップを使用した図上災害訓練や避難所での食事・宿泊を体験しました。
 そしてメインとなる最終日の「すごい災害対応訓練」では、携帯したiPadを使用して情報を収集・発信しながら市内を実地踏査するなど、日本初の先進的かつ実践的な訓練となりました。

 塾生たちは、今年一番の猛暑の中での訓練で多少疲れた様子でしたが、「自分に何ができるか常に考えることが大事」「被災時に自ら考え行動することができるようになったと思う」「自分の意見が言えるようになった」などと感想を述べていました。

 この訓練は一般社団法人フューチャーラボ、日本登山医学会、東京大学新領域創成科学研究科研究室、NPO伊能社中ほか多数の皆様、そしてアップルジャパン、ソフトバンクモバイル株式会社の多大なご協力により実現したものです。
 皆様方のご協力に感謝申し上げるとともに、引き続き震災に負けないまちづくりに果敢に挑んでいきたいと決意を新たにしました。

※ DECo=Disaster Evacuation coaching(災害避難訓練)





2014年7月26日土曜日

“輝く明日へ”


 うっとうしい梅雨も明け、いよいよ夏本番を迎えました。そして、夏といえば花火ですが、本日、浦安の夏の風物詩 第36回浦安市花火大会「輝く明日へ 〜未来を照らす 市民の輪〜」が開催されました。

 昨年は、突然のゲリラ豪雨に襲われ、開始後わずか30分で中止という憂き目にあいましたが、今年は、少し風が強かったものの星がきらめくさわやかな夜空のもと、東京湾を一望できる総合公園前の海上に浮かべた2隻の船から約6500発もの花火が打ち上げられ、浦安の夜空を覆い尽くすとともに、東京湾を幻想的に照らし出していました。

 浦安では花火の打上げを宗家花火鍵屋にお願いをしています。現在の15代目は若い女性で、女性ならではの感性で表現された花火は、壮大でありながら繊細で、色を見て、音を聴いて、演出を楽しむことができます。私も一発一発の花火を愛でるように鑑賞させてもらいました。

 本日は、これからの浦安の光輝く明日を期待させられる一日となりました。ご覧になられた多くの皆様にとって、ふるさと浦安の美しい思い出として、いつまでも心に残る花火大会となれば幸いです。


2014年7月19日土曜日

“海辺DE盆踊り大会”


 いよいよ盆踊りの季節がやってきました。
 今年は恒例の納涼盆踊り大会に加え、新たに新町地区待望の大規模盆踊り大会「海辺DE盆踊り大会」が総合公園ニコニコ広場で開催されました・・・と言いたいところでしたが、何と!昨年の花火大会を彷彿させるかのような突然の豪雨に見舞われてしまいました。
 雨は数十分で止みはしたものの、びしょ濡れになった皆さんの体調管理を一番に考えたいと言う上野ふるさとづくり推進協議会会長の決断のもと残念ながら中止とさせていただきました。

 今回の大会は、何とか新町でも盆踊りをやろう!という有志の方々が集まり、その熱い願いが実現したものでした。また、日の出公民館において何度も事前連習会が開催されるなど準備万端、気合十分で臨んでいたために殊更残念でなりません。

 それでも午後4時からの妖怪体操、クイズ大会、盆踊りの練習などは予定どおり行なわれ、多くのこどもたちとお父さんお母さんとで賑わっていたようです。
 また、この海の見える絶好のロケーションで盆踊りができるということも確認することができましたので、成果は十分にあったと思っています。

 今回の無念は必ずや恒例の「納涼盆踊り大会」で晴らしたいと思います。
 納涼盆踊り大会は8月14・15日午後6時半から浦安小学校校庭で、また事前練習会は8月6日午後6時半から中央公民館体育館で開催されます。皆様もご家族やお友達をお誘いの上、ふるってご参加ください!


2014年7月2日水曜日

“新庁舎起工式”


 現在の市庁舎は、昭和49年に人口8万人を想定して建設されました。その後、人口の急増と業務の増加・拡大に伴い、第二庁舎そして第三庁舎を整備するほか、集合事務所や文化会館の一部にも事務室を配置してきましたが、庁舎の分散により訪れた方が利用しにくい施設となっています。また、建物や設備の老朽化や震災発生時に中枢拠点として使用できないなどの問題を抱えていたことから、新庁舎建設を復興計画に位置付け、他の復興事業と併せて実施することにしました。

 そして本日、新庁舎建設工事が着工を迎え、起工式を開催し関係者約80名が出席して、工事の安全を祈願しました。
 会場に向かう途中、市民の方から「いよいよですね。楽しみにしています。」と声をかけられる一幕もあり、皆様の期待の高さを実感したところです。

 新庁舎は平成28年春に完成する予定です。
 最高水準の安全性を確保し、大規模震災時においても災害対策本部の運営と市役所業務の継続が可能となります。また、市民の皆様が利用しやすく優しさを感じる施設とするとともに、市民活動団体などが利用できる空間を確保するなど、より多くの市民に親しまれる庁舎としたいと思います。
 そして、同時に元町随一の大型公園、約2ヘクタールの「(仮称)浦安公園」を整備し、安らぎと憩い、そしてレクリエーションの場として、こどもからお年寄りまで全ての市民に親しまれる公園としたいと夢を膨らませているところです。

2014年6月18日水曜日

“子育て大国”


 「フィンランド」と言えば、サウナ風呂やムーミンを思い浮かべる方も多いと思いますが、実は、非常に先進的な「子育て大国」としての顔も持っています。

 本日は、フィンランド大使館を訪れ、マヌ・ヴィルタモ大使やスタッフの皆様に、フィンランド流の子育てや働き方についてお話を伺うとともに、今後のご協力についてお願いをしてきました。
 今の日本では考えられない手厚い支援や制度、子育てに対する親と社会の意識、男性の育児などについて、大いに見聞を深めることができました。

 我が国では、人類未曾有の高齢化社会と少子化、そしてそれに伴う深刻な人口減少社会が訪れようとしています。
 私たちの浦安では、この悪循環に「待った」をかけようと、財政調整基金から30億円を繰り出して少子化対策基金を創設し、男女の出会い、妊娠・出産から子育て、就学まで切れ目のない支援をはじめたところです。

 まずは、健診や保健指導、予防接種や育児に関する相談など、妊娠期から就学期までの支援を実施する フィンランドの「ネウボラ」をモデルとした母子支援の拠点を創設したいと考えています。そしてフィンランドのギフトサービスを参考に、行政と親子の接点づくりなどを順次進めて行く予定です。
 どうぞ、今後の浦安の「子育て大国」への取り組みにご注目ください。

2014年6月12日木曜日

“復興副大臣視察”


 東日本大震災の発生から早いもので3年3ヶ月が経過し、市内各地で本格的な工事が行われ、本市の復旧・復興もいよいよ正念場を迎えています。

 そのような中、谷公一復興副大臣が、私たちの浦安を視察に訪れました。
 これまでの応急復旧活動をはじめ、幹線道路や下水道管の液状化対策、そして、これからの住宅地の一体的な液状化対策について熱心に耳を傾けてくれました。
 
 とりわけ、復興交付金制度の「市街地液状化対策事業」の合意形成のタイムリミットが6月末までと大詰めを迎えており、541戸のほぼ100%の合意を取り付けた舞浜3丁目を視察していただくなど、これらの調査にかかる国からの費用を要望している最中での副大臣の視察となったほか、NHKのニュースでもこの模様が放映されるなどとても有意義なものとなりました。

 副大臣からは「浦安は大変立派にやられている。自治体のトップランナーである」とのお褒めの言葉と「引き続き浦安市の取り組みを支援する」との心強い一言をいただき大変勇気づけらた一日でした。
 今後も国と、そして市民の皆様と一体となり、被災からの克服と新生浦安のまちづくりを強力に推し進めていきたいと意を強くしたところです。


2014年6月3日火曜日

“国のかたち”


 少子高齢化、そしてそれに伴う人口減少社会の到来等により、地方都市を取り巻く環境は大きく変容しています。日本創成会議の試算によると、2040年には、若年女性の流出により全国49.8%にあたる896市区町村が消滅の危機に直面するとされています。

 このような中、「国のかたちとコミュニティを考える市長の会」が本日開催され、社会保障・税番号制度実施に向けた各市の取り組み状況や行財政運営上で見込まれる効果等について意見交換を行いました。
 この「国のかたちとコミュニティを考える市長の会」は、平成17年に私自身が呼びかけ人のひとりとして立ち上げたもので、以来、自治体が直面する様々な政策課題について自由に議論しながら、相互の問題意識の深化を図ってきました。

 私が市長に就任した理由のひとつが、国会議員の秘書時代に「このままでは国が溶けていく」「地方から国を支えたい」と思ったからであります。
 そして現在、全国の多くの市町村長との交流を通じて確信したのは、「幕末に国難を乗切り、新しい時代を創った列藩、そして志士になるのは、懸命に頑張っている市町村であり、首長である」ということです。

 人口減少社会は避けられませんが、私たちの浦安が、魅力ある地方の拠点都市、そして持続可能な地域社会のモデル都市として、全国市町村の範たる存在となり、新たな国のかたちを創っていけるよう全力で市政運営に臨んでまいります。
 どうぞこれからの浦安にご期待ください。