2014年6月3日火曜日

“国のかたち”


 少子高齢化、そしてそれに伴う人口減少社会の到来等により、地方都市を取り巻く環境は大きく変容しています。日本創成会議の試算によると、2040年には、若年女性の流出により全国49.8%にあたる896市区町村が消滅の危機に直面するとされています。

 このような中、「国のかたちとコミュニティを考える市長の会」が本日開催され、社会保障・税番号制度実施に向けた各市の取り組み状況や行財政運営上で見込まれる効果等について意見交換を行いました。
 この「国のかたちとコミュニティを考える市長の会」は、平成17年に私自身が呼びかけ人のひとりとして立ち上げたもので、以来、自治体が直面する様々な政策課題について自由に議論しながら、相互の問題意識の深化を図ってきました。

 私が市長に就任した理由のひとつが、国会議員の秘書時代に「このままでは国が溶けていく」「地方から国を支えたい」と思ったからであります。
 そして現在、全国の多くの市町村長との交流を通じて確信したのは、「幕末に国難を乗切り、新しい時代を創った列藩、そして志士になるのは、懸命に頑張っている市町村であり、首長である」ということです。

 人口減少社会は避けられませんが、私たちの浦安が、魅力ある地方の拠点都市、そして持続可能な地域社会のモデル都市として、全国市町村の範たる存在となり、新たな国のかたちを創っていけるよう全力で市政運営に臨んでまいります。
 どうぞこれからの浦安にご期待ください。

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