2014年3月9日日曜日

“最悪を想定した危機管理”

 

 阪神淡路大震災、そして先の東日本大震災においても災害復旧にボランティアの力は欠かせませんでした。ボランティアの活動は、被災した住民にとって人的・物的資源としてはもちろん、精神的にも大きな支えとなります。

 浦安市では、3年前の東日本大震災発生時における反省と教訓を生かし、昨年10月に県内で初めて「常設型」の災害ボランティアセンターを社会福祉協議会内に設置しました。
 本日は、この災害ボランティアセンターを平常時体制から災害時体制へと移行する訓練を行いました。これまでの訓練と異なり、運営本部の設置場所を総合福祉センターから富岡小学校に移し、災害発生直後の体制づくりからセンターの運営等についてシミュレーションを行いました。
 支部社協の皆さんや明海大学生をはじめ、各種団体や個人の皆さんなど、約100名が訓練に参加していました。

 首都直下型や南海トラフをはじめ巨大地震は必ず来ます。
 報道等では、「何年以内に何パーセントの確率」などと報じていますが、時期や可能性にとらわれず、「最悪の災害は必ず来る」と覚悟を決めて準備し訓練しておくことが、真の危機管理だと思います。
 「最悪の状況をも想定し、その上で楽観的に行動せよ」これは、三井グループの礎を築いた三井高利の言葉です。あらゆる限りの状況を想定して準備をするからこそ、一朝有事の際には楽観的に冷静に対応ができるのです。

 今後も「安全・安心こそ最大の福祉」と肝に銘じて、市民の安全と財産を守るために万全を期してまいります。皆様方も、各家庭において今一度、震災時を想定した検討を行ってくださいますようお願いします。


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