2013年7月21日日曜日

“投網漁”

 
 浦安の投網漁は、「細川流」と呼ばれる豪快な投げ方で、江戸時代中期に今の熊本県の漁師によって伝えられました。

 浦安の代表的な漁法であり、東京湾の風物でもあった投網漁ですが、漁業権全面放棄や海面埋立事業などによりその多くが姿を消しました。そこで、この伝統文化を永く後世に伝えるため、平成7年に「浦安細川流投網保存会」が結成され、会員の皆様のご尽力により、この伝統漁業が現在に伝えられています。

 今日は、旧江戸川に投網船を浮かべ、日ごろ鍛えた伝統の網打ちをご披露してもらいました。真夏の青空に大輪の花が咲くように放たれた網には、スズキ、ボラ、クロダイなど多くの魚がかかっていました。
 投網の後は、船上で天ぷらが振る舞われ、江戸時代の風情を感じながら最高の贅沢を堪能しました。

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